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吉岡家一同おとうさんのブログ
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orare,studere,gaudere,neminem laedere,non temere credere,de mundo non curare.
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ワッハッハで横浜も3タテして6連勝

2008/07/06 17:49
私はまったく今日はテレビ中継を見ていないので皆目見当がつかないんですが、金本外野手の逆転ツーランで大逆転勝ちみたいですね。我が家のヒマ潰しの人生ゲームを終えて、8回ウラにウィリアムス投手が打ち込まれたようで、3点入れられたのをネットで確認した時は、さすがに負けを覚悟したんですが、我がタイガースの勢いは止まりません。

よくわけが分からないながらも、
がんばれタイガース!
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ヒマな日曜日の午後に人生ゲームで遊ぶ

2008/07/06 16:14
私だけでなく、一家そろってヒマなものですから、結局、午後から人生ゲームで遊びます。久し振りに私がトップになりました。途中まで、下の子が快調に飛ばしていたんですが、職を失ってフリーターになったり、家を売ったりと、ホントの人生でも転落の転機になるような出来事が起こり、結局、3位で終わりました。本人も「転落人生」と呼んでいたリしました。大げさに言えば、人生のなんたるかを学び取って欲しい気がします。

人生ゲームをする子供達

我が家ではお正月だけでなく、月に1回くらい、かなりハイペースに人生ゲームです。
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週末のスポーツの軽い話題

2008/07/06 13:17
今日も、朝からいいお天気で、気温も上がって蒸し暑いです。天気予報によれば、関東地方では週半ばまで雨が降りやすいものの、その後、今週中にも梅雨明けではないかとのことでした。

今日の日曜日はゆったり過ごします。CATVのチャンネルの関係でプロ野球中継が見られないのが残念ですが、軽くスポーツの話題です。ウィンブルドン女子シングルス決勝ではウィリアムス姉妹対決を姉のビーナス・ウィリアムス選手が制して2年連続5度目の芝の女王です。男子シングルスの決勝はこれからです、いつもの常連みたいになってしまいましたが、フェデラー選手ととナダル選手の対決です。でも、日本に限らず、世界で注目を集めたのは世界ランク133位の中国の鄭潔選手の活躍ではないでしょうか。3回戦で第1シードで全仏の覇者イバノビッチ選手を破る番狂わせを演じてから、セミファイナルまで勝ち進みました。セリーナ・ウィリアムス選手に敗れはしましたが、第2セットはタイブレークにもつれ込みましたし、アジア女子でグランドスラム大会シングルスでのセミファイナル進出は、1996年ウィンブルドン選手権の伊達選手以来だそうで、かなりの快挙だと思います。よく知らないんですが、中国人選手では初めてではないんでしょうか。まったく関係ないことで、私の知り合いで、鄭潔選手のコーチがご主人だと聞いて結婚していることを知り、とっても残念がっている人がいましたが、私はそれほどとは思いません。
次はやっぱり、タイガースです。甲子園で中日に3連勝してから、この週末は少し息切れするんではないかと私は思わないでもなかったんですが、相手が相手ですし、横浜スタジアムでも快調に連勝を伸ばしています。私はよく知らなかったんですが、日本ハムから移籍した金村投手も中日戦でいい出来でしたし、腰痛から復帰した安藤投手なんか、横浜戦の登板なんて、ある意味で、お気楽な場面ではなかったかとすら思えるほどです。ボロ勝ちの続いた一昨日と昨日の横浜戦では JFK を投入するまでもありませんでした。余り熱心なファンではない私のよく知らないピッチャーが最後の方を投げていた気がします。打線は連日の先制打の矢野捕手を中心に打ち出し始めていて、毎日のように2桁安打を続けていますし、林外野手が5番に定着してガンガン打っています。引き続き、新井内野手や金本外野手は言うに及ばず、鳥谷遊撃手を含めた中軸は好調を維持していますし、昨日は関本内野手も長打を放ちました。昨日なんか赤星選手をスタメンから外して少し休ませる余裕すらあります。2位中日に10.5ゲーム差ですから、マジックが点灯するのも間近かという気がしないでもありません。来月は北京オリンピックに何人か送り出して、高校野球の間の死のロードもありますから、現在の好調を維持しているうちに勝てるだけ勝っておくのもひとつの考え方です。しかも、横浜戦では JFK の投入なしにこれが出来そうなんですから、やっぱり、お気楽そうな気がしないでもありません。でも、今岡選手には早く復帰して欲しいです。

ウィンブルドンの全英オープンの話題も取り上げましたが、一応、このエントリーは阪神タイガースの日記に分類しておきます。
1時半の試合開始ですから、まだ始まっていませんが、今日の先発は昨年の新人王の上園投手だそうです。テレビで見られませんからネットで試合情報をフォローします。今日の横浜戦も、
がんばれタイガース!
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「“PHOTO IS”10,000人の写真展2008」に行く

2008/07/05 16:44
今日も、朝からいいお天気で、気温も上がって蒸し暑かったです。昨日のエントリーまでは「梅雨の中休み」との表現を取っていたんですが、四国では梅雨明けだそうですし、そろそろ、本格的な夏に向かうのかもしれません。

“PHOTO IS”10,000人の写真展2008今日は、午後から東京ミッドタウンで開催されている「“PHOTO IS”10,000人の写真展2008」に行きました。去年か一昨年かは忘れましたが、同じような時期に恵比寿ガーデンプレイスで開催していたような気がします。私は今年も参加しませんでした。応募者全員の写真が展示されるのは魅力的な気もするんですが、基本的には、銀塩写真のよさを見直そうというコンセプトに立脚し、フジフィルムのプリント店で参加用の台紙を購入した上で、四つ切や六つ切りの大きなサイズにプリントしなければならないので、我が家のデジカメの解像度ではムリだろうと思ったからです。
さて、東京ミッドタウンのいつものフジフィルムのコーナーに行くと、この写真展は東京ミッドタウン地下のホールで開催されていると言われてしまい、一度外に出なければなりませんでした。私が時々使っている地下のセブン・イレブンの少し先でした。入場は無料でした。東京ミッドタウンで始まって、全国何か所かで持回り開催されるそうです。左上のロゴ画像がリンクになっていますので、ホームページで開催地が確認できます。まず、入口で展示を見て回る順路の入ったホールの見取り図をくれます。東京から始まって首都圏の出展者の写真が都道府県ごとに氏名の50音順に展示されています。私の印象では書道展と同じ方式で、「10,000人」と銘打っているくらいですから、全部を見ようとすれば1日では終わらない可能性もあり、自分の作品、あるいは、自分の知っている人の作品だけを集中的に鑑賞する方式が適当な気がします。
一般参加者の作品の他に、著名人の作品もあります。フジフィルムのコマーシャルに出演している人が中心だったりします。そういう意味で、堀北真希さんの "memories of my life" と題した青空の写真、蛯原友里さんの「世界遺産」と題したロンドン・グリニッジのペインテッドホールなんかが私の目に付きました。また、写真家協会から小学校に撮影指導に行ったようで、その際に小学生が撮った写真もほのぼのとした感慨がありました。中でも、与論島の与論小学校なんて地の利を生かして、そのあたりの風景を写真に撮るだけで、かなり絵になるような気がするんですが、そういった安直な写真は少なかったような気がします。

帰りがけに、写真館の団体がアンケートを取っていて、「写真館で写真を撮ったことがあるか?」とか、「どんな機会に写真館で写真を撮りたいか?」などの設問に回答するとくじ引きで商品がもらえます。私はハズレだったので、ラムネ菓子をもらいました。
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海外経済の動向 - 欧州中央銀行の利上げと米国の雇用統計

2008/07/04 19:59
今日も、梅雨の中休みで、朝からいいお天気で、気温も上がって蒸し暑かったです。今日はおにいちゃんか、下の子か、どちらか忘れましたが、小学校でプールだったように思います。

日米欧の政策金利の推移

まず、欧州中央銀行 (ECB) が利上げしました。4.0%の政策金利を25ベーシス引き上げて4.25%とし来週7月9日からの実施です。上のグラフの通り、日米との金利差が広がりました。なお、上のグラフは朝日新聞のサイトから引用しています。
評価の難しい利上げだという気がします。各国政策当局は常に国内経済情勢に責任を持つという観点からは理解できますが、私の印象からすれば、少し部分均衡志向だという気がしないでもありません。ユーロ金利の引上げですから、金利差を考えれば、ユーロ高とドル安・円安となることは容易に予想されます。ドル建てでマーケットが立っている原油市況はこれに反応して、さらに価格上昇を強めることも明らかです。実際、NY の原油市況はバレル当たり145ドルに乗せました。そこを為替でシャットアウトするとの意向なのかもしれませんが、私の目から見て効果は疑問です。域内景気への悪影響も考えられます。これらの事情を総合してなんでしょうが、記者会見でトリシエ総裁は次回の利上げについて、"I have bo bias." として言及しませんでした。
日米の経済環境からすれば、もう少し先、おそらく、年末から来年くらいにかけてかもしれませんが、商品市況の上昇抑制のために、今回の ECB のような単独利上げよりも、日米欧での協調利上げが模索されてもいい時期が来るかもしれないと私は考えています。少なくとも、現在の商品市況への政策割当ては、備蓄とかの実物的な対応よりも、金融面での対応の方が効果的であろうと私は考えています。もしも、私の考えが正しければ、各国の景気状況を判断しながら、日米欧が商品市況の抑制のために協調利上げを行う可能性は、控えめに言っても、ゼロではないと思います。米国では大統領選挙と新しい大統領の就任式が控えていますが、中央銀行の独立性を発揮する場面かもしれません。

The Labor Picture in June

次に、米国の6月の雇用統計が昨夜発表されました。いつもは金曜日なんですが、今日の7月4日が倍国の独立記念日のお休みですから、日本時間の昨夜に発表されました。米国の独立記念日は大きなお祭りみたいなもので、前日の7月3日を半ドンにする企業や個人もめずらしくなく、全国各地で大騒ぎします。さて、本題に戻って、6月の非農業雇用者数は▲6.2万人減、失業率は5月と変わらずで5.5%でした。雇用者数は6カ月連続の減少となります。上の画像はいつもの "New York Times" の "The Labor Picture in June" です。

米国非農業雇用者数と失業率の推移

一応、非農業雇用者数と失業率の推移を上のグラフに示します。すべて季節調整値で、赤い折れ線グラフが左目盛りの千人単位の非農業雇用者の前月差増減数、青いラインが右目盛りのパーセント単位の失業率です。影を付けた部分は景気後退期です。実は、市場の事前コンセンサスでは雇用者の減少は▲5.5万人減から▲6.0万人減くらいで、失業率は0.1%ポイント改善するんではないかと見られていましたので、予想のレンジ内とはいえ、やや下限に近かった気がします。しかし、一昨日は、「この市場コンセンサスよりも、もっと悪いんではないか」との懸念からNYダウ平均株価が下げましたので、昨日は統計結果が悪かったにもかかわらず株価が上昇するという現象が起きました。しかし、余談ながら、我が国の東証の日経平均株価は今日も下げて、12日続落となりました。いったい、何年振りなのか私はよく知らなかったんですが、日経新聞のサイトで見かけたところによると、15日続落した1954年4月2-5月18日以来、54年振りだそうです。私が生まれるはるか前の世界だったりします。
米国の景気については、足元ですでに景気後退局面に入っていることがほぼ確実だと私は考えていますが、いまだに NBER からは何の発表もありません。いくら情報に疎い私でも、NBER が景気後退を認定すれば何らかの方法で知るハズです。4月7日付けのエントリーで書いた通り、NBER の所長 (President) には既に MIT のポテルバ教授が就任していて、少なくとも、前の所長だったフェスドスタイン教授はリセッションの可能性を何回か強く示唆していましたが、新しい所長の下で方針が変更されたとも思えません。マコトしやかに、GDP 統計がマイナスを付けるのを待っていると解説している人もいるそうですが、私には疑問です。先日、発表された ISM 製造業 PMI が50を上回ったこともあり、判断が慎重になっている可能性があることは考えられます。上のグラフに見られる通り、雇用者数の減少幅も過去のリセッションに比べてまだ大きくなっていません。繰返しになりますが、3月25日付けのエントリーで紹介した CFNAI は2月以降も▲1.0を下回り続けていますので、米国が足元で景気後退に入っているのはほぼ私は確実だと考えていますが、5月の CFNAI が少し改善したことも事実で、NBER の公式の認定には今少し時間がかかるのかもしれません。

可能性の問題ではあるものの、私はすでに米国は足元で景気後退局面に入っている一方で、日本は景気後退局面を回避できる可能性がまだ残されていると考えていましたが、米国も景気後退を回避できる可能性が残されているのかもしれません。
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甲子園で中日を3タテして、いよいよ独走態勢へ!

2008/07/03 21:22
ワーッハッハで中日を3タテです。
今夜は7時からの「ポケモン」の放送が1時間スペシャルで、8時近くまでチャンネル権を確保できず、8時からちょっとだけテレビ観戦の後、すぐに長風呂となります。8時45分ころにお風呂から上がって、下の子にせがまれて将棋の相手をします。それにしても、親バカのひいき目ではありますが、下の子は将棋が強くなりました。少し前までは、私が負けていたのに変わりはないものの、私が飛車角の2枚落ちで、30分以上も勝負に時間を費やしていましたが、今では、飛車だけの1枚落ちなのに15分ほどで負けてしまいます。それはともかく、下の子と将棋を指している間に、よく事情は分からないものの、8回ウラの攻撃で塁が埋まって矢野選手の勝越しタイムリーでした。ついでに、よく観察しなかったんですが、投手のボークもあったようで、アッという間の3点差です。9回は藤川投手が出て来れば文句なしの勝ちパターンです。ツーアウトからの2本のヒットはサービス以外の何物でもありません。
私の目から見ると、昨夜、年甲斐もなく興奮して虎ブロをアップしましたが、昨日のゲームの葛城選手の勢いがそのまま続いているような気がします。確か、7月は中日と3連戦が3回、計9戦組まれていたと記憶しているんですが、いきなりの甲子園での3連戦3連勝ですから、このまま独走態勢に入りそうな勢いです。さきほどのエントリーではないんですが、これで、北京オリンピック組を安心して送り出せるような気がします。

何はともあれ、
がんばれタイガース!
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経済学で北京オリンピックのメダル獲得数を予想する

2008/07/03 20:04
今日も、梅雨の中休みで、朝からが多かったものの、雨は降りませんでした。気温は昨日ほど上がりませんでしたが、蒸し暑いことに変わりありません。でも、今週からオフィスにエアコンが入ったので執務環境は格段に向上したように思います。

さて、昨夜のエントリーでは商品市況高騰の影響について取り上げましたが、今夜のエントリーはグッとくだけた話題で、今夏の北京オリンピックの国別メダル獲得に関する予想です。もっとも、私が予想しているわけではなく、予想しているリポートのご紹介です。ただし、タイトルにしたように、経済学というよりは、実は、統計学なんでしょうが、まあ、官庁エコノミストを自称する管理者のブログですから、やや我田引水的に大げさな表現にしてあります。もちろん、私だけの勝手な思い込みではなく、今夜取り上げたリポートどちらにも「経済モデル」に基づく予想であることが強調されている事実も指摘しておきたいと思います。従って、今夜のエントリーは「経済評論の日記」に分類しています。まあ、趣味の問題だったりします。

Model estimates of Beijing 2008 Olympics

まず、会計事務所の PricewaterhouseCoopers から国別のメダル獲得数だけで、金銀銅の別などの詳細は分かりませんが、6月23日に "Economic Briefing Paper: Modelling Olympic Performance" と称するリポートが発表されています。上の表の通りです。タイトルとともに、リポートの左上には麗々しく "Economics" と銘打ってあります。私が今夜のエントリーのタイトルを決めたゆえんでもあります。このリポートによれば、獲得メダル数をモデル化した要素として、以下の5点が上げられています。

  • population

  • average income levels (measured by GDP per capita at PPP exchange rates)

  • whether the country was previously part of the former Soviet/communist bloc (including Cuba and China)

  • whether the country is the host nation

  • medal shares in the previous Olympic Games

モデルの中身は当然のようにブラックボックスになっているんですが、5番目に開催国要因が加えられているように、今回の北京オリンピックでは主催国の地の利を活かして中国がメダル獲得数を25増やして、逆に、16減らす米国を抜いてトップに躍り出るとの予想になっています。我が日本は前回のアテネから3減らして34との結果を予想しています。

Beijing 2008 Johnson-Ali predictions

次に、コロラド大学のジョンソン准教授の予想もネットにアップされています。"Predictions for medal counts at Beijing Olympics, based on economic model" と題するリポートです。上の表の通りです。総メダル獲得数だけでなく、金メダルの獲得数予想もあったりします。コチラも麗々しく "based on economic model" との表現がタイトルに踊っています。なお、ジョンソン准教授のオリンピック関連サイトには詳細なデータを含む Excel ファイルがアップされています。過去の実績もこのサイトにあり、トリノの冬季オリンピックの相関は0.93、前回のアテネの夏期オリンピックの相関は0.94と報告されています。上の表の通り、ジョンソン准教授の予想はメダル数で米国がトップをキープし、総獲得メダルが103、うち、金メダルが33との予想です。開催国の中国は総メダル数で89、うち、金メダルが44と、金メダルではトップなんですが、総獲得メダル数では米国とロシアの後塵を拝するとの結果になっています。我が日本は総メダル数37、うち、金メダル16とアテネとまったく同じ結果が予想されています。

さて、来月からの北京オリンピックの結果はどうなりますことやら。
何はともあれ、
がんばれニッポン!
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サヨナラ勝ちで久し振りに虎ブロ!

2008/07/02 23:28
とってもいいサヨナラ勝ちでした。とっても久し振りの虎ブロです。
ヒーロー・インタビューの最初の葛城選手の雄叫びを聞いてから入浴してしまいましたので、いつもの長風呂の後のアップになって遅くなりました。
まあ、いい試合でした。先発の岩田投手は昨年みたいな不安定な調子で、どうもピリッとしませんでしたが、5回まで2失点ですから、まずまず先発投手としては合格と言えます。もっとも、少し攻撃陣がリズムに乗りづらいピッチングだったかもしれません。6回に登板した江草投手がホームランを食らって同点にされたわけですが、ホームランのたった一球を除けば、かなりいい球が来ていた気がします。防御率もまだまだ1点台ですし、今日の一発を見ても、まだまだ、岩田投手のピッチングよりも私は高く評価しています。久保田投手とウィリアムス投手も結果的には昨夜も今夜も無失点ですから、調子を上げて来ているように見受けられます。中盤から終盤にかけては、かなり拮抗した試合展開で、お互いにランナーを出し合って、我々のような阪神ファンからすればタイガースが押しているように見え、逆の立場ならドラゴンズが押しているように見えるんではないかと思ってしまいました。
私の見立てでは、最後に雌雄を決したのは、第1に、監督の采配ではないかと思います。延長も頭に入れて、岩瀬投手を温存した中日の落合監督に対して、9回表に藤川投手まで使い切った上に、9回ウラの攻撃では岩瀬投手が出てくる前に次々と左打者を代打に起用したことに見られるように、ケレン味のない岡田監督の采配が上手を行ったような気がしないでもありません。葛城選手の前の代打の桧山選手の当たりも、打った瞬間はホームランに見えなくもありませんでした。もちろん、期待に応えて最後を締めた葛城選手はヒーローとしての資格十分であることは言うまでもありません。ツーアウトのカウント2-3で1塁ランナーはスタートを切っていますし、外野手の頭を越せば文句なくサヨナラです。第2に、エラーでしょうか。3回ウラの阪神の攻撃なんか、8番打者を敬遠して注文通りピッチャーに内野ゴロを打たせたのにエラーされたんでは、やや年配の部に属する山本投手には気の毒だったように見受けられました。9回もランナーが入れ替わりはしましたが、サヨナラのホームに帰って来たのは内野ゴロのエラーのランナーでした。直接・間接に中日のエラーが阪神の全4得点のうちの2得点に結びついたんですから、今夜のような競った試合を落とすのは当然のような気がします。

それにしても、交流戦は2連戦の飛び飛びの日程で、どうも、私がブログを書くのとタイミングが合わなくて、冒頭の繰返しになりますが、とっても久し振りの虎ブロでした。

もちろん、明日も、
がんばれタイガース!
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国際決済銀行 (BIS) と国際通貨基金 (IMF) のリポートから

2008/07/02 21:27
今日も、梅雨の中休みで、朝からいいお天気でした。昨日は午後から気温が上がったんですが、今日は朝から蒸し暑かったような気がします。

今週になって、国際決済銀行 (BIS) と国際通貨基金 (IMF) から国際的な商品市況の高騰に関するリポートが出ました。もっとも、BIS の方は年次報告ですので包括的なリポートなんですが、石油や食料価格についての分析も豊富に含まれているといったところで、IMF の方はモロに正面から取り組んでいる印象があります。まず、BIS と IMF のリポートへのリンクを張っておきます。リポートの PDF ファイルへのリンクもこちらに示されています。もちろん、すべて英語のサイトですので念のため。



Global macroeconomic situation

アルファベット順に従ったというわけでもないんですが、まず、国際決済銀行 (BIS) の年次報告の第2章 "The global economy" を取り上げると、先進国の今年の経済見通しは上のグラフの通りです。米国や世界経済全体とともに、新興諸国の成長率も2008年には下がる見通しとなっています。ヘッドラインのインフレはかなり急激に上昇するものの、食料とエネルギーを除けば、まずまず安定圏内で推移するように見えます。ヘッドラインのインフレの上昇もあって、実質金利はかなり下がり、特に、米国ではマイナスに突入する可能性が示唆されています。
BIS リポートはインフレの分析について、興味深い見方を示しています。まず、かつては、食料やエネルギーの供給ショックが短期間で終わっていたことから、ヘッドラインのインフレはむしろコアインフレに遅れるケースが目立ったんですが、現在の商品市況の高騰はこの関係を弱めており、コアインフレの予測パフォーマンスは悪化していることが12ヶ月の外挿シミュレーションの RMSE で示されています。加盟各国の中央銀行に対して、コアインフレとともにヘッドラインのインフレを警戒するように示唆しているように私には読めました。しかし、日本だけは予測誤差が小さいままで例外的な存在としていますが、これは、日本のコアインフレがエネルギーを含んでいるためであると結論しています。当然です。

Inflation pass-through

続いて、商品価格から輸入物価、そして、輸入物価から国内のコアインフレに対するパススルーが1970-80年代と1990年以降に期間を分割して計測されています。上の表の通りです。商品価格から輸入物価へのパススルーは統計的に有意ですが、パススルーの比率は大きくなく、特に、最近時点になって低下しています。さらに、輸入物価からコアインフレへのパススルーは1980-70年代では統計的に有意だったものが、1990年以降では統計的な有意性を失っていますし、係数も小さくなっていることが読み取れます。これについて、BIS のリポートでは、海外の輸出業者の方で輸出先の国内通貨建てで価格を固定したり、あるいは、利益を圧縮したりする動きが見られることに加えて、生産性の上昇などを要因として上げています。これは私には興味深い分析だったと思います。

Shares of Food, Bevarages, and Fuel in Household Expenditure, 2007

次に、国際通貨基金 (IMF) から "Food and Fuel Prices - Recent Developments, Macroeconomic Impact, and Policy Responses" というタイトルで、正面から最近の商品価格高騰に取り組んだリポートが公表されています。かつて、私がこのブログで主張した「広義エンゲル係数」に沿って、食料・飲料・燃料が家計支出に占める比率の地図を公表してくれています。上の図の通りです。 IMF に私のブログを見てくれているエコノミストがいるのかもしれません。冗談は別にして、IMF らしく、外貨準備への影響を分析したりしている一方で、いくつか、マクロ経済政策の方向性を示す分析もあります。基本的には商品市況の動向を受け入れるというラインではないかと私は考えています。やや恣意的になるかもしれませんが、財政政策と金融政策について結論めいた部分をリポートから引用すると以下の通りです。かなり長くて申し訳ありません。

The Nature and Cost of Fiscal Responses to Higher Food and Fuel Prices
Increasing world prices for fuel and food products present a difficult policy challenge for governments. Passing these price increases on to consumers results in a decrease in real incomes for households, especially poor households. On the other hand, passing through the higher prices encourages producers to increase supply and consumers to decrease demand, thus either reducing the adverse impact on the current account balance of net importing countries or increasing the gains to net exporting countries. Without the increases in supply and reductions in demand engendered by full pass-through of world prices, the upward pressure on world prices will be exacerbated.
Monetary and Exchange Rate Policy
In many, but far from all, countries, monetary policy has responded to the risks of rising inflation. The main concern is that the first-round effects of higher food and fuel prices on inflation should not be allowed to spill over to higher prices of other goods and services (second-round effects). Such risks are particularly elevated for countries where domestic demand has been growing strongly because of loose financial policies. In light of this, recent actions to tighten monetary policy in several countries which already had elevated levels of inflation before the recent acceleration of international food and fuel prices (e.g., Ghana, Egypt, Pakistan, and Sri Lanka) represent attempts to bolster the credibility of the monetary authorities and prevent higher inflation from becoming entrenched. In several cases, monetary policy should be tightened further.

赤の大きなフォントにしたところがポイントだと私は考えています。なお、国際商品市況の価格をパススルーなんて、日本なんかでは当たり前ではないかと考えられるんですが、財政政策の引用には前段があり、アジアの新興国なんかが当てはまっていて、エネルギーや食料に補助金を出している国が少なくありません。そういった補助金で財政的に国内価格を操作するんではなく、国際商品市況で決まった価格を full pass-through して、価格上昇を受け入れることが、ひいては、国内供給の増加や需要の低減につながる、との見解です。もちろん、最初に書いている通り、a difficult policy challenge であることは IMF も認識しているようです。金融政策については単純明快で、要するに引締め策が必要との立場のようです。

このブログでも書きましたが、国際商品市況が先行き経済動向の重要な部分を占めるようになり、経済見通しはエコノミストよりも商品アナリストに聞くような経済状況になっています。私も不慣れな分野ながら、もう少し勉強したいと思います。
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日銀短観から何を読み取るか?

2008/07/01 19:52
今日も、梅雨の中休みで、この季節にしては、まずまずいいお天気でした。朝のうちは雲が多かったんですが、午後からは陽射しもあって蒸し暑かったです。

日銀短観の景況判断DI

さて、少し帰宅が遅くなった昨夜のいい加減なエントリーから、今日は経済評論の日記に戻ります。本日、日銀から6月調査の短観が発表されました。ヘッドラインを含む記事をいつもの日経新聞のサイトから引用すると以下の通りです。

日銀が1日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す景況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス5と、3月の前回調査から6ポイント低下した。原油などエネルギー・原材料価格の高騰が響き、3四半期連続で悪化した。大企業製造業は今年度の経常利益が7年ぶりの減益になると見込んでいる。設備投資計画は伸びが鈍化し、景気の足取りはいっそう弱まっている。
企業の業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた値。景気への影響が大きい大企業製造業のDIは、2003年9月調査以来、4年9カ月ぶりの低水準となった。
大企業製造業で景況感が悪化したのは全15業種のうち10業種。自動車や石油・石炭製品、鉄鋼、造船・重機等の4業種は、世界的な原材料価格の高騰が響き、業況判断DIが前回調査より10ポイント以上、低下した。3カ月先の見通しでは自動車や石油・石炭製品、一般機械など8業種が悪化を予想、大企業製造業全体のDIは今回より1ポイント低下する。

引用した記事にある通り、ヘッドラインの大企業製造業の業況判断DIは3月調査から▲6ポイント低下して+5となりました。引用した記事にある通り、3四半期連続の悪化となります。しかし、市場の事前コンセンサスの上限から少し上回る程度でしたし、先行きも▲1ポイントの低下にとどまりますから、底堅いと評価する向きもあります。ほかにポジティブな評価を探すと、この業況判断DIとともに、設備投資も、土地を除きソフトウェアを含むベースで2008年度計画で+3.5%増と、3月調査から+3.9%ポイント上方修正されプラスとなりました。しかし、他方で、ネガティブな評価を受けそうな項目を上げると、国内需給判断DIはマイナス圏内で横ばいを続けていますし、価格判断DIでは仕入価格が販売価格に比べて大幅に上昇となっています。特に、中堅企業や中小企業に比べて水準は高いものの、大企業では経常利益率の低下幅が大きくなっています。要するに、かなり強弱マチマチの入り乱れた結果と私には見受けられました。
別の指標では、生産要素の設備と雇用に関して、生産・営業用設備判断DIが大企業でもゼロになりました。来期は▲1と不足感は根強いものの、不足を表すマイナスからゼロになったのは象徴的な意味がると受け止める向きもあるかもしれません。また、雇用判断DIもまだ人手不足を示すマイナスが続いているものの、マイナス幅はかなり縮小して来ており、経常収益率の低下のしわ寄せが雇用に及ぶ可能性も排除できませんし、先日、このブログでも取り上げた新規求人数の減少傾向と考え合わせると、やや労働指標は弱含み傾向にあると考えられなくもありません。
今回の日銀短観では市場に大きなサプライズはなかったんですが、私のサプライズは事業計画の前提となっている想定為替レートが大きく円高に振れたことです。3月調査では対ドルレートが109.21円だったんですが、6月調査では102.74円になりました。大企業製造業だけを対象にした調査ですから、一定の信頼性を保っていると考えられますが、商品市況が高騰して原材料高が続いているだけに、輸出採算に対して厳しめに見ているつもりが、逆に、原材料価格には甘めになっている可能性もあり、今後の動向が注目されます。

業況判断DIが3四半期連続で悪化したことをトップに据えたメディアの報道は弱気一色なんですが、私を含めた多くのエコノミストの見方は報道ほど弱くはないような気がしないでもありません。でも、「もはや景気拡大局面にはない」と題するリポートを送って来た同業者エコノミストもいましたし、エコノミスト各個人の持つバイアスが今回の日銀短観の評価に現れたような気もしないでもありません。
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霞が関や永田町は厳戒態勢

2008/06/30 22:35
今日も、が多いながらも、梅雨の中休みで雨は降りませんでした。陽射しはなく、少し肌寒かったように感じました。

今日、官邸近くに行って少しびっくりしました。警官がいっぱいの厳戒態勢で、総理官邸側の歩道には渡らないように看板が出たりしていました。私が通勤で使っている地下鉄の駅は、当然、国会や総理大臣官邸のある永田町や私のような公務員のホームグラウンドである霞が関に近いんですが、警官が台の上に登って警戒態勢を強めていました。来週に開催される洞爺湖サミットに向けた警戒体制であることは言うまでもありません。5月31日付けのエントリーで、下の子と将棋教室に行った折の渋谷駅がものものしい警備体制だと書きましたが、さすがに、そんなもんではありません。私が記憶している限り、同じサミットでも1986年と1993年に東京でサミットが開催された時の警戒態勢よりも、1984年だったと思うんですが、当時の韓国の全斗煥大統領が来日した際の警戒態勢がものすごかったと覚えています。公務員になって日も浅かったので、エライ世界だと思った記憶があります。でも、今日の警戒態勢はそれ以上かもしれません。

実は、今日、国際決済銀行 (BIS) の年次報告書が発表されて、世界経済は "tipping point" に近づいているとリポートされているんですが、ちょっと、帰りが遅くなってフォローし切れていません。明日は日銀短観の発表ですし、もしも可能であれば、その後にでも取り上げたいと思います。今夜はこんなところでお茶を濁しておきます。
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ゆったり過ごす日曜日

2008/06/29 16:22
先ほどのエントリーでも書きましたが、今日は、梅雨らしく朝からが降っています。時間とともに小雨になって来たように感じますが、気温は上がらず少し肌寒い気がします。この雨も明日の明け方くらいには止んで、月曜日からはいいお天気に戻るとの天気予報です。

「ウルトラマン・メビウス」のビデオを見る子供達

今日は、一日雨でしたし、私は外出しませんでした。ゆったりと過ごします。上の写真は昼食前に「ウルトラマン・メビウス」のビデオを見る子供達です。かなり以前に録画しておいたものだと思います。特段、どうということはありませんが、何となく写真を撮ってみました。

我がホームグラウンドの霞が関では人事の話題が盛り上がっています。私も今の役所に出向してから、そろそろ3年近くになり、キャリアとしては少し長い気がしますので、そろそろ人事異動です。
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テニスについて訂正と追加

2008/06/29 10:01
今日は、梅雨らしく朝からが降っています。気温は上がらず少し肌寒い気がします。

昨日のエントリーの訂正と追加です。まず、ウィンブルドンの全英オープンについて、杉山愛選手はまだまだ敗退していませんでした。少なくとも、昨日のエントリーをアップした時点ではシングルスでもまだ負けていなかったというのが正しいかもしれません。でも、昨日の3回戦で負けたようです。それから、同じく杉山選手について、女子ダブルスは2回戦で敗退しているんですが、混合ダブルスではまだ勝ち進んでいるようです。今日の朝日新聞で確認しました。お詫びして訂正します。
それから、全英オープンではないんですが、北京オリンピックのテニス競技に関する追加情報で、男女期待の星が国際テニス連盟 (ITF) の推薦枠 (ワイルドカード) で出場することになりました。男子の錦織圭選手と女子の森田あゆみ選手です。でも、朝日新聞のサイトでは錦織選手と森田選手の扱いが大きく違っているように見受けられます。錦織選手については、「2月のプロツアー優勝で注目を浴びた」と形容詞をつけたり、「96年アトランタ五輪の松岡修造以来」と持ち上げているのに対して、森田選手の出場についてハッキリと「女子の森田は、杉山愛(32)のパートナーとして女子ダブルス出場は内定していた。選手総数を調整するなかで、シングルスも推薦が決まった。」と書いてありました。事実関係はともかくとして、森田ファンの私としては、ここまであからさまに書くのはやや失礼と思わないでもないんですが、まあ、「参加することに意義がある」と称されるオリンピックですから、私は大いに期待しています。バドミントンのオグシオとともに、オリンピックを見る楽しみが増えたような気がします。

なお、朝日新聞のサイトにある関連する記事にリンクを張っておきます。



何はともあれ、
がんばれ森田選手!
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今週の stocktaking

2008/06/28 15:01
今日は、またまた梅雨の中休みで、朝から雲が多かったものの、この季節にしてはまずまずいいお天気でした。でも、陽射しがなくて、そんなに気温は上がりませんでした。

今週のエントリーは月曜日のオグシオのユニフォーム姿から始まってたにもかかわらず、「骨太2008」原案、貿易統計、原油価格、鉱工業生産や消費者物価などの統計の発表と、経済の話題で通してしまいました。株主総会の話題は経済関係ですから、何とか、木曜日のエントリーに潜り込ませましたが、大ファンのオグシオは何とか取り上げたものの、決勝が近づく来週にでも、と思っていたウィンブルドンでは、早くもシャラポワ選手が敗退したりしました。ということで、今日は週末モードで軽い話題を取り上げたいと思います。なお、昨日の閣議で「骨太2008」が決定されました。火曜日のエントリーで取り上げたので省略します。それから、東証の日経平均株価が7日続落しています。昨日の終値はとうとう13500円ギリギリに迫っています。

ウィンブルドンでのシャラポワのドレス

まず、ウィンブルドンでテニスの全英オープンです。何と、早くも2回戦でシャラポワ選手が敗退してしまい、私は大きく興味をそがれてしまいました。杉山愛選手もシングルス・ダブルスとも敗退です。なお、私以外にはまったく注目されていないと思うんですが、森田あゆみ選手はシングルス・ダブルスとも予選で敗退し大会には出られない予定だったところ、ダブルスで棄権が出て波形純理選手と組んで1回戦に臨みました。大方の予想通り、3-6、3-6 のストレートで負けています。シャラポワ選手の2回戦敗退とともに、誠に残念です。でも、失礼ながら、森田選手はまだ18歳なんですし、昨年のシングルス、今年のダブルスと、ウィンブルドンに出られただけでも財産でしょうから、今後の活躍に期待します。今年のテニスについては、全豪オープンはシャラポワ選手の優勝でしたから、このブログでも写真入りで取り上げた後、ローランギャロスの全仏オープンはこのブログでは取り上げませんでしたし、残すは今年最後の全米オープンに期待です。なお、テニスを離れて、バドミントンに続いて、体操のオリンピックのユニフォームが発表されています。ご興味ある方は朝日新聞のサイトで見かけましたので、そちらをどうぞ。私は特段の興味を持ちません。

3か月予報・平均気温

もうひとつ、この夏に向けて、6月25日に気象庁から3か月予報が出ています。全国の気温の予想は上の通りです。大雑把に緯度の低い地方が暑そうな予報になっていたりします。特に、関東甲信地方の予報では、7月より8月、8月より9月と月が進むに連れて平年との気温の乖離が大きくなるようです。平年に比べてやや晴れの日が多いようで、この夏は暑くて、残暑も厳しいのかもしれません。昨日も今日も梅雨の中休みで、今年の梅雨は雨が少ないとの印象を持っているのは私だけではないような気がしないでもありません。

将棋を指す下の子

最近、2日に1回くらいの割合で下の子と将棋を指しています。今日の昼食後も一局指しました。小学校では毎週クラブ活動があり、我が家の下の子は囲碁将棋部から活動範囲を広げたボードゲーム部に属しています。今週のクラブ活動では6年生の部長と将棋を指して勝ったと威張っていました。実は、私も飛車角の2枚落ちではサッパリ勝てないので、今週から角だけの1枚落ちにしてもらっていたりします。今日は1枚落ちの2回目なんですが、前回に続いて1枚落ちでも負けました。ひょっとしたら、私は小学校のボードゲーム部の部長並みで、我が家の小学4年生に平手で負けるのかもしれないと思ったりしています。

最後にもう一度スポーツの話題に戻って、プロ野球セパ両リーグが交流戦を終えて昨夜から再開されています。なぜか、我が阪神は今夜から秋田球場なんて聞き慣れないところで東京ヤクルトと2回戦だそうです。東京ヤクルトの主催試合で、我が家がオプション契約していないフジテレビ系列のCATVでの中継ですので、私は見られません。ネットで途中経過を確認しながら応援したいと思います。

がんばれタイガース!
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本日発表された経済統計から景気の先行きを考える

2008/06/27 22:20
今日は、またまた梅雨の中休みで、朝から割合といいお天気でした。昨日が肌寒かったのもあるんですが、今日は気温がグンと上がったように感じます。でも、特に午後は風が強くて、そんなに蒸し暑さは感じませんでした。

今日、いくつか注目すべき経済統計が発表されました。私の注目している順に、鉱工業生産、消費者物価、労働統計です。おそらく、夕刊における取り上げ方を見ても、世間一般では消費者物価をもっとも注目しているように思うんですが、景気動向の観点からは私は鉱工業生産の方に着目していたりします。月末の閣議日である金曜日ですから、ほかにも、家計調査や商業販売統計なんかも出たんですが、そこまでは手が回りません。シンクタンクや金融機関などから大量のリポートを受け取りました。知り合いのいる外資系の証券会社なんか、チーフエコノミストとシニアエコノミストの2人で手分けしてリポートを書いていたりしました。まず、いつもの日経新聞のサイトから統計のヘッドラインに関する報道をそれぞれ最初のパラだけ引用すると以下の通りです。

5月の鉱工業生産、2.9%上昇 基調判断を下方修正
経済産業省が27日発表した5月の鉱工業生産指数(速報値、2005年=100)は109.4と前月より2.9%上昇した。新車販売効果で自動車などが伸びて上昇したものの、先行きは欧米経済の減速や原油高の影響で下振れリスクが強まっている。同省は生産の基調判断を「横ばい傾向であるが弱含んでいる」と5カ月ぶりに引き下げた。
5月の消費者物価、1.5%上昇 10年ぶり伸び率
総務省が27日発表した5月の全国消費者物価指数は生鮮食品を除くベースで前年同月比1.5%上昇し、消費税率引き上げの影響が出て以来、ほぼ10年ぶりの高い水準になった。ガソリン価格の上昇と食料品の値上げが影響した。
5月の失業率、横ばいの4.0% 有効求人倍率は0.01ポイント低下
総務省が27日発表した5月の完全失業率(季節調整値)は4.0%と前月比横ばいだった。同日厚生労働省が発表した5月の有効求人倍率(同)は0.92倍となり前の月から0.01ポイント低下。6カ月連続で1倍を下回った。厚労省は雇用情勢について「注意を要する状態」との判断を据え置いた。


鉱工業生産の推移

ということで、鉱工業生産を最初に取り上げたいと思います。引用した記事にある通り、季節調整済み前月比で+2.9%増と、市場コンセンサスの2%台を少し上回りましたが、サプライズというほどではありませんでした。先行きの製造工業予測指数は6月が▲0.9%減、7月が+2.2%増と、ほぼ横ばい圏内で推移する見通しとなっています。ただし、私が考えるように輸出が生産に少し先行しているとすれば、先行きは楽観できないように思いますし、予測指数から見て、1-3月期に続いて4-6月期も2四半期続けてマイナスの可能性は高まったように見受けられます。単月では回復したにもかかわらず、経済産業省が基調判断を「横ばい傾向であるが弱含んでいる」と5カ月ぶりに引き下げたのも、このあたりが根拠になっているんだろうという気がします。もっとも、3-4月に大きく落ち込んだ生産がやや回復して来ましたので、少なくとも、昨年10-12月をピークに足元は景気後退に入っている可能性は少し小さくなった気がします。その代わり、というわけでもないんでしょうが、調整が長引く可能性が高まったように私は捉えています。

消費者物価の推移

次に、消費者物価(CPI)です。引用した記事にあるように、前年同月比で+1.5%のインフレ率と、ほぼ10年振りの水準に達しました。原油や穀物などの商品市況が高騰を続け、さらに、暫定税率が元に戻されてガソリンなどが値上がりしているんですから当然です。少なくとも、このコアCPIのヘッドラインにはサプライズはありませんでした。また、相変わらず同じ状況なんですが、エネルギーと食料品の寄与度が大きくなっています。むしろ、私のサプライズは酒類以外の食料とエネルギーを除く、いわゆるコアコアCPIが3月に一瞬プラスを付けた後、4月からマイナスを続けていることです。でも、6月中旬の東京都区部の速報ではコアコアCPIが前年同月比で+0.3%ですから、全国のコアコアCPIもそろそろプラスに転ずるのかもしれません。上のグラフは、コアCPIが青の折れ線、コアコアCPIが赤の折れ線、棒グラフがコアCPIに対する寄与度で、黄色がエネルギー、緑が食料、水色がその他になっています。すべて前年同月比のパーセント単位です。エネルギーと食料の寄与率が100%を超え、その他がマイナスになっていて、コアコアCPIもマイナスなのが見て取れると思います。なお、念のためなんですが、通常、物価関係の統計は指数や上昇率が小数点以下1桁、寄与度は2桁で示すんですが、私はラウンドするのがメンドウなので Excel のデフォルトでかなり深い桁数まで計算しています。もしも、新聞なんかのグラフと少し印象が異なるとすれば、この有効数字の関係だと思いますのでご容赦下さい。

失業率と有効求人倍率の推移

最後は労働統計です。上のグラフは赤いラインが左目盛りの失業率で単位はパーセント、青いラインが右目盛りの有効求人倍率で単位は倍です。鉱工業生産や消費者物価より長い期間を対象にグラフを書いており、影を付けた部分は景気後退期です。有効求人倍率のグラフなんかは景気後退局面に入っているといってもおかしくないような下がり方だという気がします。何度かこのブログでも書いたんですが、労働市場はかなり需給が緩和しているように見受けられます。有効求人倍率はすでに反転し、失業率も反転の兆しが見えます。なお、景気動向指数との関係でいうと、上のグラフの有効求人倍率は一致系列、失業率は遅行系列に採用されています。労働統計で先行系列に採用されているのが下のグラフの新規求人数です。これも少し長めにデータを取って、景気後退期に影を付けてあります。この新規求人数の場合、すでに反転し切っているようには見えても、昨年の建築基準法ショックをモロに受けている可能性があり、判断は難しいところなんですが、それにしても、2007年末くらいがピークでしたから、建築基準法ショックの前だったということも出来ます。商品市況の高騰から原材料価格が上昇すれば、企業収益が悪化して雇用にしわ寄せが来るだけに、来週発表される日銀短観の雇用判断DIを私は注目しています。

新規求人数の推移

今夜はかなり熱心に4枚もグラフを書いてしまいました。この週末はゆっくりしたいと思います。
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原油高騰といくつか経済に関する話題

2008/06/26 20:03
今日は、やや久し振りに梅雨らしく、朝から梅雨空で雨が降りました。昼間は雨が止んでいたり、小雨になっていたり、傘を差さない人も多かったですが、気温は上がらず、蒸し暑いことで悪名高き我が役所のオフィスでも快適だったりしました。午後に外に出た際には、長袖の人の多かったんですが、感性ではなく慣性で服を選んでいる私は半袖で過ごしました。少し肌寒かったです。失敗だったかもしれないと思っていたりします。

明日の消費者物価と失業率の発表を前に、今夜のエントリーではいくつか最近のトピックを集めて経済を評論しておきたいと思います。

まず、米国の中央銀行である連邦準備制度理事会 (FED) が公開市場委員会 (FOMC) を開催し、政策金利である FF レートを現行の2%に据え置くことを決めました。ステートメントを見ると、4月の FOMC では書出しが "Recent information indicates that economic activity remains weak." だったのが、今回の FOMC では "Recent information indicates that overall economic activity continues to expand, partly reflecting some firming in household spending." に書き改められており、やや強気のスタンスに変更したことが伺われます。さらに、ダラス連銀フィッシャー総裁が利上げを主張して現状維持に反対票を投じたのも同じ流れと考えられます。これから米国では当面は金利据置きが続く可能性が高いんでしょうが、利下げ局面を終えて、徐々に利上げ局面に移行する可能性が高まったと受け止められています。

次に、メインの原油価格の高騰について、コロンビア大学のカルボ教授とプリンストン大学のクルーグマン教授の論争に注目しています。不正確になるのを承知の上で簡単にまとめると、カルボ教授が投機に基づくバブルを主張しているのに対して、クルーグマン教授はこれを否定しています。私が拝見した両教授の主張と、加えて、クルーグマン教授の提示したモデルを見事に解釈した econ-econome さんのブログにリンクを張ると以下の通りです。


結論を先に申し上げると、私はクルーグマン教授のモデルは正しく、だからこそ、現状の原油価格はカルボ教授の言う通りバブルだと考えています。上のリストの中で最後にリンクを張った econ-econome さんのエントリーに示されたクルーグマン教授のモデルの定式化が分かりやすいと思いますので、他人のふんどしで相撲を取りたいとおもいます。併せてご参照下さい。ただし、econ-econome さんのエントリーにある枠囲みのクルークマン教授のモデルの定式化は正確なんですが、(3)式の解釈には疑問を持っています。
econ-econome さんのエントリーに対する私の昼休みのコメントの後に松尾教授がコメントしています。まさにその通りという感じです。『資本論』全3巻を読破していると同じことを考えるのかもしれません。冗談は別にして、econ-econome さんの(3)式が break して、左辺だけで価格が決まると私は考えています。右辺は意味を持ちません。ただし、少し脱線すると、クルーグマン教授は少し混乱していて、自分で "speaking loosely" と書いていますが、裁定に基づく先物価格と期待価格上昇率に基づく投機家が期待する将来価格をほぼ同一視しています。いずれにせよ、 econ-econome さんが自らコメントしているように、Pf=P(1+i+Sc) は投機家の期待価格上昇率に基づく将来価格の決定式です。先物価格を F で表示すると、符号は逆になって、F=P(1-i-Sc) となります。これが通常の裁定式で、先物は現物に対してディスカウントされます。現実も、つい最近まで WTI の先物は現物よりもディスカウントされていました。でも、ここ2-3週間で先物が現物より高くなっています。以上、小規模脱線を終えて、話を元に戻すと、(3)式の右辺が意味を持たないと私が考える根拠は、クルーグマン教授のいう利子率 i は市場利子率ではなく、リスクプレミアムを含んだ概念と考えるべきだからです。ユーフォリアが極めて大きくなればリスクプレミアムは小さくなって、そうでなくても低金利下ではリスクプレミアムを含む利子率 i はゼロに近づき、場合によっては、マイナスになる可能性が示唆されていると私は考えています。マイナスということは、リスクプレミアムが市場利子率の絶対値を超えるマグニチュードでマイナスに突っ込んでいるわけですから、当然ながら、極めて非合理的であると考えられます。もしもリスクプレミアムを含む利子率 i がマイナスであれば、(3)式の右辺は意味を持ちません。左辺だけで、というか、 Pf がそれ自体で原油価格を決定します。

Figure 1

ここで大きく脱線して別の見方をすれば、先にリンクを張ったクルーグマン教授のメモにある上の Figure 1 において、垂直な線で書かれている interests plus storage のラインについて考えると、特定の1時点ではこの通りでまったく正しいんですが、一定の期間、1週間で1ヶ月でも、を考えると、右下がりの downward-sloping になっている可能性があります。上のグラフは私のような頭の悪い人間には分かりづらくて、むしろ、価格変化率を縦軸に取って、原油価格を横軸にした方が理解が早いと思うんですが、この後の Figure 2 と 3 でクルーグマン教授は右側に通常の価格と量のカーテシアン座標を展開していますから、止むを得ないのかもしれません。それはともかく、通常、スポットの原油価格が上昇するとさらにユーフォリアが拡大し、リスクプレミアムがますます小さくなることを想定しても不自然ではないでしょうから、上のグラフの interest plus storage のラインは左にシフトします。従って、一定の期間で観察すれば、右下がりになると私は考えています。均衡点が不安定になり、大幅な価格変動が生じる可能性が高まると考えられますが、これは現実に生じていることのように見受けられます。
大規模脱線を終えて話を戻すと、リスクプレミアムがマイナスになるのは経済合理性の観点から承認しがたいんですが、私が考えるに、このリスクプレミアムの動向こそがカギであり、リスクプレミアムが極めて小さい、場合によっては、マイナスとなって大きなユーフォリアが生じて裁定式が働かない現象がバブルの定義に近いんではないかと思います。従って、繰返しになりますが、私の直感的な結論は、クルーグマン教授のモデルは基本的に正しく、しかし、モデルを正しく解釈した上で現実のデータで検証すると、結局、カルボ教授の結論が正しいんではないかと感じています。もっとも、私はデータで実証していませんので、断言はしません。ただし、1時間ほどで書き上げたことを口実にするつもりはありませんが、そんなにすごく自信があるわけではありません。間違いがあればご指摘下さい。

株主総会集中日の推移

最後に、今週の金曜日、すなわち、明日が3月決算の株式会社の株主総会の集中日らしいんですが、東証のサイトで確認すると、集中の割合は年々下がって来ており、今年はついに50%を割り込んだそうです。上のグラフの通りです。もともとは総会屋対策で始まった株主総会の集中だったような気がするんですが、逆に、総会屋でない株主の総会出席も制約することになるわけで、株式会社のステークホルダーの中で株主の占める比重が高まったことを反映しているんだと思います。逆に、従業員や取引先・顧客などの相対的な比重が低下しているわけですから、いろいろと議論もありましょうが、広く株主の総会参加を促す意味では当然の帰結だという気がします。

久し振りに気温が上がらずに肌寒かったので、体調を崩さないように気を付けたいと思います。
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貿易統計に見る交易条件の悪化

2008/06/25 22:55
今日も、昨日に続いて朝から梅雨の中休みで、雲は多かったものの、まずまずいいお天気でした。少なくとも雨は降りませんでした。雲が多かったので、気温はそんなに上がりませんでした。我がオフィスの蒸し暑さもやや沈静化していたように感じました。

今日、財務省から5月の貿易統計速報が発表されました。新聞などの報道では貿易収支が前年同月に比べて▲7.6%減少して、3ヶ月連続の減少の3656億円となったことが注目されていたように思います。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

財務省が25日朝に発表した5月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額は前年同月比3.7%増の6兆8095億円、輸入額は同4.4%増の6兆4439億円で、輸出額から輸入額を差し引いた輸出超過額(貿易黒字)は同7.6%減の3656億円となった。貿易黒字が前年同月の水準を下回ったのは3カ月連続。

割合と最近の「週刊エコノミスト」では、2007年の経済構造のままだと原油がバレル160ドルで貿易収支がゼロになるという試算が、シンクタンクのアナリストから示されています。4月8日号のpp.37です。確かに、1980年代半ば以降、毎年10兆円前後の貿易黒字を記録して来たんですが、5月の貿易黒字が3656億円なんですから単純に12倍すると4兆円余りとなり、昨年歴年の10.8兆円から大幅減になる可能性が高くなっていることは明らかです。年初来5月速報までの貿易黒字を累計すると3兆円弱で、昨年同期に比べて大雑把に 3/4 に止まっています。もっとも、マーケットでは5月の貿易収支は数十億円から数百億円に大幅に減少するとの事前コンセンサスがありましたので、この3500億円超の結果でもかなりのサプライズと受け止める向きもあるようです。鉱物性燃料輸出が大幅に増加したのが原因のようです。下にいつもの輸出動向の表を示しましたが、金額ベースで前年同月比3.7%増のうち、半分近い1.6%ポイントの寄与度を示しています。

輸出動向の推移

今月は特に交易条件と交易利得・損失に注目したいと思います。ネットでは見つからなかったんですが、昨日の日経新聞夕刊の1面でBNPパリバ証券のリポートを基に、日本の交易利得が米国や欧州に比較して大幅なマイナスになっているとの記事がありました。私もこのBNPパリバ証券のリポートをちょうだいしていて、リポート1ページの右下のスラッとしたグラフが新聞に掲載される時は、あれほど印象的に書き換えられるものかと感激していたりしました。リポートでは2002年からのグラフだったんですが、日経新聞夕刊ではもっと長く横軸の時間を取って印象的に仕上げていたように感じました。それはともかく、今日発表された貿易統計から最近の交易条件指数をグラフにしたのが下の図です。日経新聞のマネをして、横軸の時間をやや長めに取っています。なお、ついでなんですが、BNPパリバ証券のリポートを基にした日経新聞の記事は各国比較を中心に取り上げていて、今年第1四半期の交易利得・損失が日本ではGDP比で▲4.5%に上るのに対して、米国は▲0.8%、ユーロ圏は▲0.4%に止まる、との趣旨だったんですが、ネット上に置いあって、オープンにアクセス出来るみずほ総研の「今回の交易条件悪化局面の特徴と経済への影響について」と題するリポートは過去のオイルショックとの比較で書かれていて、こちらも参考になります。交易条件の悪化が企業収益の悪化につながり、労働分配率は改善するものの、ホームメイドインフレにより内需の低迷は不可避と結論付けています。

交易条件の推移

さて、上のグラフに示された交易条件指数を見ると、ここ3-4年では2005年1月をピークに下がり始め、さらに、直近時点では2006年11月をピークに下げ足を早めています。ここ1年半ほどで大きく悪化しているのが見て取れます。SNAベースでも同じだと思うんですが、貿易統計の交易条件は単純に輸出価格指数を輸入価格指数で除して指数化してあります。ですから、大雑把に言って、輸出1単位で買える輸入量ということになります。逆数は、輸入を1単位行うのに必要な輸出量ですから、交易条件が悪化しているということは、最近の交易条件指数は70を少し超えたくらいですから、基準年の2000年に比べて、輸出1単位当たりで輸入できる数量は▲3割減くらいになっていて、逆にいえば、輸入1単位を行うのに、2-3割増しくらいの輸出をしなければならなくなっているわけです。諸外国との間の貿易においては、以前と同じ量の輸入するためには、以前に比べてより多くの財・サービスを輸出せねばならないというわけです。これが所得の流出とか、交易損失と呼ばれる現象で、BNPパリバ証券の試算ではGDPの▲5%近くに達しているわけです。

どこかで「石川啄木的景気」という表現を見ました。「働けど、働けど、我が暮らし楽にならざり」という印象は、少し前までは格差問題に関して引用されていたような気がするんですが、現在ではより幅広く、交易条件の悪化と物価上昇からダメージを受ける日本経済をかなり的確に言い当てているような気がします。
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結局、消費税率は引き上げるのか、引き上げないのか?

2008/06/24 19:52
今日は、朝から梅雨の中休みのいいお天気でした。気温もかなり上がったようです。それ以上にオフィスが蒸し暑いです。我が家の子供達の通う小学校ではプールが始まっているようで、とってもうらやましかったりします。

「経済財政改革の基本方針2008」原案の目次

昨夜、経済財政諮問会議が開催され、「経済財政改革の基本方針2008」の原案が示されました。いわゆる「骨太2008」と呼ばれているものです。目次は上の通りです。本文だけで約30ページ、付属資料の約10ページを含めて、全体で40ページほどの資料です。その本文の最後の30ページにある「平成21年度予算の方向」だけを引用すると以下の通りです。

平成21年度予算は、「基本方針2006」で示した5年間の歳出改革の3年目に当たる。歳出全般にわたって、これまで行ってきた歳出改革の努力を決して緩めることなく、国、地方を通じ、引き続き「基本方針2006」、「基本方針2007」に則り、最大限の削減を行う。予算編成の原則を引き続き遵守するとともに、ムダ・ゼロに向けた見直しを断行し、真に必要なニーズにこたえるための財源の重点配分を行う。

取りあえず、歳出削減を進める意向は示されているものの、この部分には歳入については何ら言及がなく、このエントリーで後に示すように税制改革の部分に分けられています。しかし、我が家で購読している朝日新聞の報道からも、消費税率の引上げに関する福田総理大臣の発言が揺れ動いているように見受けられます。いくつか、最近1週間ほどの朝日新聞のサイトで見かけた関連する記事へリンクを張ると以下の通りです。


ホントによく読めば、決して矛盾しているわけではなく、現時点で決断して実施は2-3年先、とも考えられなくもないんですが、私のような "Simple is beautiful." 志向の人間から見ると、少し矛盾を来たしていて、福田総理大臣の決断が揺れ動いているように見受けられなくもありません。
消費税率を引き上げるかどうかについては、いくつかの考え方があるのはいうまでもありません。かなり現実離れしているんですが、社会保障の財源が確保されて将来不安がなくなって、国民一般の恒常所得が上向くようになれば、ひょっとしたら、個人消費は消費税率を引き上げても増加する可能性もあり得ます。ただし、これは中長期的な経済効果だという気がします。少なくとも、1997年に消費税率を3%から5%に引き上げた際の記憶からすれば、消費税率引上げの直前に仮需が発生して、その後、2-3四半期はその反動が現れるのが通常の理解ですし、現実にも起こったことだという気がします。要するに、少なくとも1年くらいの短期には、消費税率の引上げにより需要は減退すると考えられます。
他方、政府における行政のムダを排除するのがまず取り組むべき課題で、行政のムダを排除するまで消費税率の引上げは国民の理解が得られないとする考え方もあり得ます。道路特定財源でマッサージチェアを買ったり、タクシー券で接待を受けたりという報道を見かけると、特に、そのような意見が盛り上がったりします。しかし、行政のムダをなくすのは結構で、誰も反対できないと思うんですが、ひょっとしたら、それを待っていたのでは永遠に財源手当てが出来なくなる可能性もあったりします。この春先からの長期金利の上昇は、私の知り合いの同業者のエコノミストから送られて来たリポートによれば、日本財政のサステイナビリティに対する不安からリスクプレミアムが付加されている可能性も指摘されていたりします。私は市場参加者の時間的な視野はそれほど長くないと思いますし、5月20日付けのエントリーで書いたように徐々に金利が上がるんではなくてサドンデスではないかと思い始めていますから、この見方にも同意することは出来ませんが、将来的に、人口構成から考えても残された時間は5年ほどだという気がしますので、行政のムダを根拠にした消費税率引上げの反対論は現時点での高齢者の逃切りにつながるという気がしないでもありません。
これらを総合すると、やっぱり、「経済財政改革の基本方針2008」の原案の23ページに示されている税体系の抜本的な改革に向けた4つのポイントはとっても重要だと考えられます。以下の通りです。

  1. 生産性向上を促し、成長力を強化する。

  2. 税制が社会保障とともに再分配機能を適切に果たすようにし、世代間・世代内の公平を確保する。

  3. 少子高齢化の下で、社会保障を支える安定的な財源を確保する。

  4. 低炭素化促進の観点から税制全般を見直す。

5月26日付けのエントリーでも主張したように、私は政府の財政政策の効率性は、歳入と歳出とでは非対称で、例えば、地球環境保護の課題に対して、カーボン・タックスなどの税制によって特定の財の消費を抑えることはかなり効率的に出来るような気がしますが、逆に、化石燃料に頼らない新エネルギー開発などの対策に政府支出を振り向ける方は、政府の施策によって画期的な対策が出来上がることには大きな期待は持てないと考えており、その意味でも、税制による財政政策に期待する部分は大きいと考えています。

消費税率については国民のコンセンサスが重要で、そもそも議会とは税制を議論するために創設された歴史上の経緯もありますから、正確な情報に基づく選択肢を示した上で、何らかの国民の選択が示されることが必要だと私は考えています。
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北京オリンピックのバドミントンのユニフォーム

2008/06/23 19:46
今日も、朝から梅雨空だったんですが、結局、1日中雨との天気予報に反して、雨の降出しは夕方の6時ころでした。外はそんなに気温は上がらなかったようなんですが、我が役所のオフィスはかなり蒸し暑いです。聞くところによれば、我が家の子供達の通う小学校はエアコンを入れ始めたようですが、役所は7月からエアコンを入れる予定のようです。不公平感にさいなまれています。

ユニフォーム姿のオグシオ

昨日、北京オリンピックのバドミントンのユニフォームが発表されました。スポーツ新聞は言うに及ばず、全国紙各紙で報道されています。上の写真の通りです。もちろん、着ているのはオグシオです。何度か、このブログでも表明しましたが、スポーツ関係では、私は阪神タイガースとともにオグシオの大ファンです。なお、上の写真は毎日新聞のサイトから借用しています。ついでに、毎日新聞の別のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

バドミントンの北京五輪日本代表が22日、東京都内で会見を開き、五輪への抱負などを語ったほか、日本代表の新ユニホームを披露した。女子ダブルスの小椋久美子、潮田玲子(三洋電機)らが、五輪の日本女子代表では初めて採用したワンピース型のユニホームに袖を通した。
小椋が4月中旬に腰を痛め、約2カ月半ぶりの実戦となった今月19日のインドネシア・オープンでは初戦敗退。小椋は「腰に不安はないが、試合勘がなく、自信を持ってプレーできなかった」と振り返ったが、潮田は「実戦に戻れただけで良かったと、プラスに考えたい」と話した。
昨夏の世界選手権では銅メダルを獲得し、初出場となる五輪でも期待が高まる。二人は「悔いのない戦いをしたい」と口をそろえた。

名のあるデザイナーさんなんかが作ったんでしょうから、当然、カッコいいです。それにしても、潮田さんが髪の毛をまとめていないので、6月2日号の "AERA" の表紙と同じで、少し試合中の写真とは違った印象です。小椋さんは髪の毛の処理により印象が違わないんですが、潮田さんは少し印象が違う気がしないでもありません。なお、ワンピースというのに意外感があったようで、オグシオが会見場に登場した瞬間、集結した約130人の報道陣がザワついたそうです。もちろん、私のようなオグシオ大ファンには大いに評価されるんではないかと思います。例えば、私が見た範囲の2ちゃんねる掲示板では、「北京オリンピックは意地でも見舞いと思っていたが・・・ニヤリ」なんて書込みも見かけたりしました。
なお、オグシオの所属する三洋電機が「オグシオと、挑む。」というサイトを開設していて、基本的には三洋電機の宣伝サイトなんですが、カレンダー付きのオグシオの壁紙を毎月2枚も提供していました。でも、この3月に壁紙の提供を止めてしまい、残念に思っていたところ、さすがに、北京オリンピックが近づいて、6月から壁紙の提供を再開しました。ただし、ウェアは一貫して三洋電機の真っ黒のユニフォームが続いていましたので、次回の壁紙は、このオリンピックのユニフォームにならないものかと期待しないでもありません。ついでに、同じサイトで会員登録制度をオリンピックの8月までの限定で始めています。私はオグシオを応援するために登録していたりします。

先日の水泳のスピード社の水着とか、野球のメンバー発表とか、今夜取り上げたバドミントンのユニフォームとか、北京オリンピックに向けて話題が盛り上がって来ているように思います。今週はプロ野球も少しお休みでしょうし、今夜のところは、
がんばれオグシオ!
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午前中はカブ隊に行く下の子と出かけ、午後は子供達とポケモン・センターと散髪に行く

2008/06/22 17:39
今日は、午後から本格的なが降りました。やっぱり蒸し暑いです。

カブ隊に出かける下の子

午後一番に突発的に将棋の棋王戦を取り上げましたが、今日は朝から下の子がボーイスカウトのカブ隊の活動に行くのに合わせて、私もいっしょに出かけます。このころはまだ雨が降っていませんでした。私は近くの図書館に行きます。予約しておいた本が届いたことを知ったからです。予約しておいた本が取置き出来た場合、港区立図書館では、葉書、電話、メールなどで知らせてくれるシステムなんですが、私は通常は「連絡不要」でお願いしています。ほぼ毎週のように図書館に出向いているからです。カウンターが空いていれば司書さんに聞いて、端末が空いていれば自分で調べたりします。もちろん、パスワードを取得してインターネットから調べることも出来ます。なお、下の子とは出かけるときはいっしょですが、帰りは偶然いっしょにならない限り別々に帰宅します。今日は私の方が少し早かったです。

レジギガス

午後からは本格的に降り始めた雨の中を、おにいちゃんもいっしょに親子3人で出かけます。目的地はポケモン・センターです。いつだったか忘れましたが、日本橋から浜松町に移転しました。主たる眼目は上の画像のレジギガスをもらうことです。ニンテンドーDSのポケモンのゲーム、ダイヤモンド&パールで使えるポケモンです。昨年もこの時期は、ニンテンドーDS向けのポケモンをゲットしに、何回かポケモン・センターを訪れたことを記憶しています。このレジギガスは、いきなり、レベル100だそうです。ひとつのニンテンドーDSに1体だと思っていたら、何体でもOKだそうで、子供達は2体ずつレジギガスをゲットしました。実は、このレジギガスの引換券は夏休みのポケモン映画「ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ」の前売り券についています。我が家は当然ながら映画を見るつもりで、早くから映画の前売り券を買ってあったんですが、ポケモン・センターのその場で映画の前売り券を買っている親子も見かけたりしました。レジギガスをもらった後、子供達はポケモン・センターで少し買い物をします。毎月の小遣いから貯めてあったお金を持ち出して来て、ポケモン・カードなんかを買っていました。
雨中のお出かけの最後は散髪です。いつも行っていた渋谷の散髪屋さんがビルの建てかえ工事か何かでお店を閉めてしまったので、今日は同じチェーンの新橋のお店に行きます。ポケモン・センターがある浜松町駅から山手線で一駅です。渋谷のお店はいつも混んでいて待たされたんですが、新橋のお店はガラガラでした。というか、我が家の子供達以外にお客さんはいませんでした。10分でカットのみが売り物のお店ですから、ホントにすぐに終わりました。前回の散髪は4月の新学年が始まる直前でしたし、おそらく、次の散髪は9月から始まる2学期の直前であろうと推測しています。

ポケモン・カードとレジギガスのお土産の子供達

今日は、ポケモン・センターといい、散髪屋さんといい、とても空いていたような気がします。予定よりかなり早くに家に帰り着きました。上の写真は、ニンテンドーDSライトでレジギガスを確かめるおにいちゃんと、いいカードが出てニッコリの下の子です。
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将棋の棋聖戦第2局は佐藤棋聖が制して7連覇に王手

2008/06/22 13:10
梅雨の中休みも終わって、本格的な梅雨空に戻り、今日は昼前から雨が降り出しました。やっぱり蒸し暑いです。

このところ、急に将棋の話題を取り上げていますが、昨日、産経新聞社主催の第79期棋聖位決定五番勝負の第2局がありました。6連覇中の佐藤棋聖に羽生名人が挑戦しています。でも、昨日は佐藤棋聖が勝って2連勝としました。まず、産経新聞のサイトから記事の最初のパラだけを引用すると以下の通りです。

佐藤康光棋聖(棋王)に羽生善治名人(王座・王将)が挑戦している産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第79期棋聖位決定五番勝負」の第2局は、佐藤先勝の後を受けて21日午前9時から、愛知県豊田市の「ホテルフォレスタ」で行われ、午後6時49分、99手までで先手の佐藤が勝ち、2連勝。7連覇にあと1勝とした。持ち時間各4時間の1日指し切り制。残り時間は佐藤1分、羽生9分。立会人は藤井猛九段。第3局は7月2日、兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行われる。

名人戦に比べてグッと注目度が低いんですが、どうして目についたかというと、我が家の下の子が将棋を習ったことのある天野貴元三段が記録係を務めているからです。日本将棋連盟のホームページにも出ていますし、天野三段と安食総子・女流初段のブログ「安食天野の『うちらの将棋はタケコプター』」にも紹介されています。

だからどうだと言うわけでもないんですが、下の子を将棋教室に連れて行ったりして、何となく面識のある人が関係していると親近感を覚えてしまうミーハーな私だったりします。
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朝日新聞夕刊「素粒子」コラムの「死に神」表現の帰結

2008/06/21 20:24
昨日で梅雨の中休みも終わって、梅雨空が戻ったと思ったんですが、昨日も今日もそんなに雨は降りません。今日の明け方に少し雨が降ったようですが、日中はほとんど雨もなく、夕方になってポツリポツリと降り出し、夜に入って本格的な雨になりました。でも、やっぱり蒸し暑いです。

今日の朝日新聞夕刊の「素粒子」を見ました。例の「死に神」との表現に対して、鳩山法務大臣に対して全面的に謝罪しているように読めました。描きだしは「鳩山法相の件で千件超の抗議をいただく。」で始まり、締めくくりは「表現の方法や技量をもっと磨かねば。」で終わっています。まず、朝日新聞自身がこの件について報じている記事を引用すると以下の通りです。昨日の夕刊だったと記憶しています。

鳩山法相は20日の閣議後の記者会見で、朝日新聞の18日夕刊1面の時事寸評コラム「素粒子」で死刑執行に絡んで「死に神」と表現されたことについて「大変な問題だ。そういう軽率な文章を平気で載せるということ自体が、世の中を悪くしている」と批判、「司法の慎重な判断、法律の規定により、私も苦しんだ揚げ句に執行した」などと述べた。
「素粒子」では「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」などと表現した。
法相の発言について、朝日新聞社広報部は「『素粒子』は、世の中の様々な出来事を題材に、短い文章で辛口の批評をするコラムです。鳩山氏や関係者を中傷する意図は全くありません」としている。

さらに、意図的でかもしれないんですが、昨日20日の夕刊の4コママンガで、山上たつひこさんの「がきデカ」のギャグ「死刑」のポーズをする、鳩山法務大臣と見られなくもない似顔絵が掲載されていました。これはそれほど取り上げられていませんが、これもどうかという気がしないでもないです。また、産経新聞のサイトでは、民主党の鳩山幹事長もこの論争に加わり、今日の兵庫県加古川市の講演で、弟の鳩山邦夫法相を朝日新聞が「死に神」と表現したことに関し「弟は死に神ではない。わたしは『死に神の兄』といわれたくはない」と擁護し、同時に「法律上の責務に基づいて行動しているだけだ。死刑を執行したいと考えているわけではないと思う」と強調したと報じています。
今の出向中の官庁はそうでもないんですが、私の親元官庁は日比谷公園から国会や総理大臣官邸へ向かうデモの通り道になっています。昨今ではデモも減りましたが、その昔はデモも多くて、霞が関の中で別の役所に打合せに行く時に、交差点を渡るのに延々と時間がかかったり、今のような季節に窓を開けているとシュプレヒコールがやかましかったりして、それでも、表現の自由を守るために必要なコストと考えていたことを思い出します。思想信条や表現の自由が保障された現在の民主制は、歴史上で唯一、自らの体制を否定する思想信条や表現を許容する体制であるだけに、第4の権力と呼ばれるメディアは、思想信条や表現の自由などの基本的人権により敏感であるべきと言えます。

我が吉岡家は、私が物心ついたころから、すなわち、私の親の代から朝日新聞を購読しています。ここ数年の「よいデフレ」報道で毎日新聞の経済的なセンスを疑い、ジャイアンツの親会社である読売新聞には阪神ファンの矜持が許さず、反権力の精神あふれる京都大学を卒業した私には産経新聞の論調には賛成しかねる部分があります。決して消去法ではなく、今回の「死に神」事件でも朝日新聞に対する基本的な信頼は揺らいでいないものの、新聞やメディアが守るべき表現の自由について、少し考えさせられるところがありました。
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地球環境問題に関するメモ

2008/06/20 19:58
今日は、長かった梅雨の中休みも終わったようで、朝から梅雨空でした。雨が降りそうで、結局、私の帰宅時刻くらいまで雨は降りませんでした。気温はそんなに高くなかったような気もしますが、この季節らしく蒸し暑かったです。特に、私の役所のオフィスはとっても蒸し暑いです。

洞爺湖サミットのシンボルマーク

国会も事実上閉幕し、霞が関官庁街では来月の洞爺湖サミットの最後の準備作業が続けられているようです。サミットのシンボルマークは上の通りです。総理大臣官邸のサイトから拝借しています。今年のサミットの主要な議題のひとつに地球環境問題があるのはいうまでもありません。今夜のエントリーでは、エコノミストの目から見た地球環境問題について少し備忘録的に残しておきたいと思います。
まず、当然のこととして誰も言わないので、このブログでは特筆大書しておきたいと思いますが、明らかに、地球環境問題で市場は失敗します。入会地の悲劇が生じているわけです。誰も所有権を主張できない人類共通の財産である地球環境であるがゆえに、誰もがフリーライドすることが可能になっています。もちろん、現在のエネルギー価格の上昇は市場が地球環境問題を織り込んだからだと考えるエコノミストはいません。ですから、地球環境問題の解決のためには市場の外から何らかの強制力を持って、市場に介入する必要があります。
さらに、地球環境保護のためには、私はいくつかのフェーズがあると考えています。現時点では、いわゆる省エネなんかのように、こまめに電気を消したりして、消費者や生産者の利得になるとともに地球環境の保護にもつながるような第1のフェーズを過ぎてしまったんではないかと考えないでもありません。すなわち、これから先にどれだけのフェーズが待ち構えているのかは明らかではありませんが、少なくとも、今までの便利な生活を犠牲にして、あるいは、有利な生産構造を放棄してでも、いわばコストをかけて地球環境保護に取り組む必要のあるフェーズに達しつつあるんではないかと、直感的に私は考えています。ですから、なおさら強制力ある措置が必要なのではないかと考えられます。
しかし、世界各国で合意に達することを難しくしている要因に、intertemporal な最適化の問題があります。エコノミストの多くは過去については埋没原価だと考えるんではないかと思いますが、途上国や新興国から見れば、現時点での先進国は今まである程度の地球環境にダメージを与えつつ高所得を実現したのに対して、これから高所得を達成すようとする新興国が地球環境にダメージを与えるのに対して、先進国が地球環境保護の観点からストップをかけるのは不当であるとみなす可能性があります。先進国は過去にフリーライドして来たんだから、新興国が一定の所得水準を達成するまでは地球環境にダメージを与える経済成長を黙認すべきであると考える意見もあり得ます。ちょっと観点が違うかもしれませんが、私自身は通商交渉などに参加したことはないものの、実際の GATT や WTO における通商交渉は経済合理性の観点からほど遠いと知り合いから聞いたことがあります。地球環境保護に関する多国間交渉も通商交渉と同じで、経済合理性のパワーは大きくないのかもしれないと思わないでもありません。

地球環境問題は、その名の通り、地球規模での問題ですから、それ相応に規模の大きい国がフリーライダーになってしまえば、実効が上がりません。日本の財政問題とともに、後世の世代に何を残すのかが現在の世代に問われています。
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経済成長は自殺を減らせるか?

2008/06/19 21:13
今日は、朝から少しが多くて、夕方にはさらに雲が厚くなりましたが、結局、雨は降りませんでした。気温もそれほど上がりませんでしたが、私の役所のオフィスはとっても蒸し暑いです。

07年の自殺者の原因と動機別の内訳

今日の朝日新聞の夕刊で自殺に関する記事が取り上げられていました。上のグラフを引用した記事です。まず、この記事を朝日新聞のサイトから最初のパラだけ引用すると以下の通りです。

昨年1年間に全国で自殺した人が前年比2.9%増の3万3093人で、統計が残る78年以降では03年に次いで過去2番目に多かったことが19日、警察庁のまとめでわかった。60歳以上の高齢者や、働き盛りの30歳代がいずれも過去最多だった。自殺者が3万人を上回ったのは98年以降10年連続。

痛ましい結果だと思います。最初のグラフに示されている通り、自殺者のうち、原因・動機を特定できた2万3209人を見ると、健康問題が1万4684人で最も多く、経済・生活問題が7318人、家庭問題が3751人、勤務問題が2207人と続いています。経済・生活問題と勤務問題を合計すると1万人近くになります。ある意味では、これらは経済問題と分類できると思わないでもありません。

男性自殺率と経済成長率

今日発表のデータは含まれていませんが、少し前に私が作成したグラフが上の通りです。経済成長率が左目盛りの赤い棒グラフ、男性の自殺率が右目盛りの青い折れ線グラフで示してあります。エコノミストの目から見るのが正しい問題の把握につながるかどうかは少し自信がありませんが、それでも、バブル経済を謳歌した1980年代後半には自殺率が低下し、バブル崩壊とともにジワジワと上昇を示した後、山一證券の破綻などの金融危機があった直後の1998年に大きく急上昇しているのが見て取れると思います。その後、力強さに欠ける経済成長が続いて、自殺率はなかなか低下してくれません。なお、東京新聞のサイトに見られるグラフでは、なぜか、女性の自殺者は1998年の急上昇が見られません。男性の方に経済的な負担が大きいのかもしれません。それから、別の観点なんですが、同時に発表された硫化水素による自殺は、今年1-5月で489件、517人にのぼり、昨年1年間の27件、29人から急増しているようです。報道でもよく見かけるように思わないでもありません。

10年連続で3万人を超えた自殺は大きな社会問題ですが、残念ながら、私にはそれほどの知見はありません。しかし、経済社会環境を改善することは微力かもしれませんが、自殺を減少させる効果があるんではないかと思わないでもありません。今夜のタイトルの疑問文に対しては、"Partly, it does." であると信じたいと思います。その意味で、今夜のエントリーは「経済評論の日記」に分類しておきます。
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羽生名人の復位を祝し、ついでに、米国経済の早期回復も祝す

2008/06/18 20:03
今日は、朝から少し雲が多かったものの、この季節にしてはまずまずいいお天気でした。雲が多かった分、気温は上がらなかったように感じました。

名人戦第6局投了図

昨夜、山形県天童市で開催されていた将棋の第66期名人戦七番勝負の第6局が終局し、羽生二冠が105手で森内名人に勝って、名人位に返り咲きました。これで通算5期の要件をクリアして、第19世永世名人を引退後に名乗ることが決まりました。なお、森内18世永世名人は最後のタイトルを失いました。2004年には竜王・名人・王将の三冠のタイトルホルダーだったこともありますが、とうとう無冠になり、今年3月25日に第21期竜王戦5位決定戦1回戦で中原誠16世名人に敗れた時に2組への降級が決まっていましたから、これからは無冠かつ2組で厳しい闘いになるのかもしれません。でも、羽生19世永世名人も1991年には棋王のタイトルを持ちながら、やっぱり2組に降級していましたから、羽生名人と同じように捲土重来を期して欲しいものです。森内第18世永世名人は羽生第19世永世名人とまったくの同世代で、誕生日が1ト月と違いませんし、チャイルドブランドとか、羽生世代と呼ばれていた30代後半なんですから、まだまだ先は長いです。
我が家では、実は、私と下の子が羽生名人のファンだったりします。どちらも、決して将棋に対する造詣が深いというわけではないんですが、何となく、「鉄板流」と呼ばれる鉄壁の受けを特徴とする森内第18世永世名人と違って、羽生名人は天衣無縫の攻めに特徴があり、特に、20年前の1988年度NHK杯戦で繰り出した▲5二銀はいまだに伝説として語り伝えられているほどですから、羽生名人のファンになっています。かつて1996年には、羽生名人は名人・棋聖・王位・王座・竜王・王将・棋王の七冠すべてのタイトルホルダーになったりして、とっても華のある棋士だという気がしています。羽生名人が永世位をもっていないのは竜王だけだそうです。もちろん、好き嫌いなんですから合理的な理由があるわけではありません。なお、将棋のタイトルホルダーについては、Wikipedia の将棋のタイトル在位者一覧 (2)に詳しいです。リンクを張っておきますから、ご興味ある方はどうぞ。

サンフランシスコ連銀成長率見通し

サンフランシスコ連銀インフレ見通し

大きく話題を切り換えると、米国のサンフランシスコ連銀が6月12日に "FedViews - June 12, 2008" で米国の経済見通しを発表しています。成長率見通しは上のグラフの通りです。PDF で公表されている Corresponding charts から取っています。今月初めの6月5日付けのエントリーで取り上げた OECD の "Economic Outlook No.83" と似通っていて、上のグラフでも明らかなんですが、"For 2009, growth is expected to pick up to around 3 percent at an annual rate" ということで、来年年央には潜在成長率近傍の3%水準に達するような見通しになっています。さらに、インフレは今年の年央から秋口をピークに急速に収束する見通しとなっています。インフレについては原油や穀物などの商品市況次第で何とも言えないんですが、私は従来から米国経済の現在の景気後退局面は底は浅いが期間は長いと考えていて、少し違和感がないでもないです。でも、サンフランシスコ連銀の経済見通しの通りだとするとご同慶の至りだったりします。

今夜は、かなり異質な話題を無理やりにつなげたエントリーだという気がしますが、いろいろな興味を持った個人が運営しているブログですので、ご勘弁下さい。なお、一応、将棋の方に重点があったりしますので、「普通の日記」に分類しておきます。
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トラブル相次ぐ副都心線を応援する

2008/06/17 19:55
今日は、朝から雲が広がり、午前中にが降りましたが、午後からは引き続き雲が多いながらも、お天気は回復して気温も上がりました

私は日曜日に下のkといっしょに副都心線に乗って来ましたが、その後、副都心線はトラブル続きのようです。一番最新のニュースとして、朝日新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

17日午前7時半ごろ、東京メトロ和光市駅付近で停電が起きた。30秒ほどで復旧したが、この停電と通勤ラッシュの影響で有楽町線が最大29分、副都心線が最大17分それぞれ遅れた。
東京メトロによると、同社の電車と、相互直通運転をしている東武鉄道の電車が同駅付近に集中。電気を大量に消費したため、変電所のブレーカーが落ちた。近くの東京メトロ車庫でポイントが自動制御できなくなり、電車の出庫が10分ほど遅れたという。
副都心線は14日に開業。16日には駅係員が出発順の調整に手間取るなどミスが続出、ダイヤは終日乱れた。

引用した記事の停電によるダイヤの遅れを含めて、私が新聞・テレビやネットなどで見かけた範囲だけでも、順不同で以下の3つのトラブルが報じられています。

  • 小竹向原駅で西武線からの乗り入れ電車が遅れたことから、和光市方面から来る直通上り電車との出発調整にもたつき遅れ。

  • 渋谷発和光市行き各駅停車が東新宿駅を通過し、次の西早稲田駅で乗客を降ろす。

  • 停電によって車両を車庫から出す作業が出来なくなり17分遅れで運転

東武線と西武線の両方と相互乗入れしているんですから、それなりに副都心線のオペレーションは複雑なんだと思います。加えて、急行運転をしているんですし、新しい路線でいろいろと慣れない面もあるんでしょうから、初めのうちは大目に見てもいいような気もしますが、メディアは厳しいといったところでしょうか。それから、忘れていましたが、日曜日のエントリーで副都心線は池袋から東武線に乗り入れていると書きましたが、同様に、西武線にも乗り入れているらしいです。池袋方面に詳しくなくて失礼しました。お詫びします。さらに、もう少しすると渋谷から東急東横線に乗り入れるらしいです。
東京メトロの地下鉄は、丸の内線と銀座線を除いて私鉄や JR と相互乗入れを実施しています。どうでもいいことながら、どうして、丸ノ内線と銀座線は他の線との乗入れをやっていないのかというと、パンタグラフではなく第三軌条と呼ばれる独特の集電用の装置を用いているために、その他の鉄道路線との互換性がないからです。20年以上も前に銀座線や丸ノ内線に乗った経験のある人なら、その昔は、丸ノ内線や銀座線では一瞬停電で車内の明かりが1-2秒くらい消えるのはめずらしくなかったのを記憶していると思いますが、アレも第三軌条だったために生じていたらしいです。詳しいことは私も知りません。
私が地下鉄に乗っていても、ヨソの鉄道からの入線や進入の遅れを地下鉄の遅れとして上げている車掌さんのアナウンスを何度か聞いたことがあります。この相互乗入れのオペレーションを東武線と西武線の2路線と実施しているんですから、オペレーションの複雑さは2倍以上になっていると思いますし、たぶん、埼京線との競合のためだと思うんですが、地下鉄で駅を通過する急行運転をしていますから、他の東京メトロの路線に比べて副都心線のオペレーションは想像を絶する複雑さになっているんではないかと私は想像しています。でも、この点を考慮して、東京メトロや副都心線に同情的なのは私だけかもしれません。これだけ複雑なオペレーションを必要とすることは事前に十分分かり切っているハズなんですから、営業免許を得て営業している限りは、ちゃんと営業するべきであることはいうまでもないといったところでしょうか。

ここはひとまず冷静に、
がんばれ、副都心線!

もうすぐ終局するであろう将棋の名人戦は、必要に応じて、明日以降に取り上げたいと思います。
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swatch をして役所に行く

2008/06/16 20:11
今日も、梅雨の中休みが続いていて、朝からは少し雲が多かったものの、まずまずいい